こんにちは、安斎響市です。
今日は、ズバリ、仕事の「面白さ」、「やりがい」に関するお話です。
「仕事がつまらない」「モチベーションが上がらない」という悩みを持つ方は多いと思います。
この悩みの「正体」って何なんだろう?ということについて、今日は書きたいと思います。
人生において「仕事が面白くない」は致命的
例えばの話、Googleで「仕事」と検索しようとすると、検索ワードとして出てくるのは、
「仕事 辞めたい」「仕事 したくない」「仕事 やる気でない」みたいなネガティブな言葉ばかり。
恐らく、多くの人にとって仕事とは「楽しくないもの」「嫌なもの」なんだろうな、と想像します。
でも・・・私は、「仕事が面白くない」というのは人生において致命的なことではないかと思います。
ほとんどの人は週5で仕事してるのに、「仕事が面白くない」としたら「週5は面白くない」ということで、土日の為に生きていることになります。下手したら、仕事のストレスを休日も引きずってしまって、週6、週7、面白くないという人もいるかもしれません。
はっきり言ってしまうと、サラリーマンにとっては、「仕事が面白いかどうか」=「人生が面白いかどうか」です。
だって、仕事を始める朝9時~定時退社したとして夜6時までずっと「面白くない」としたら、1日のほとんど「面白くない」ということですし、1週間のうち月曜~金曜までずっと「面白くない」と感じていて、土日だけが「面白い」としたら、「人生の7割はつまらない」ということです。これは、もはや致命的です。
だからこそ、仕事のストレスで精神的に病んでしまう人や、会社のパワハラが理由で自殺してしまう人などが後を絶たないのでしょう。
本来、「仕事はつまらないもの」??
いやいや、それは当たり前のことだ。仕事とは本来「つまらないもの」なのだから。と言う人もいます。世の中には、仕事は「嫌なことを我慢してやっている」から、その対価として給料がもらえるんだ。などと言う人も多いです。
「仕事がつまらないと日々感じている人」にとっては、それが「事実」なのでしょう。
「仕事を面白いと思ったことがない人」にとっては、それが「事実」なのでしょう。
人それぞれ、感じ方・考え方は違うので、別に「正解」は無いと思います。
ただ・・・私は、仕事は「基本的につまらないもの」という考え方には、賛成できません。
なぜなら、「面白い」「つまらない」というのは個人個人の主観的な感情でしかないので、人それぞれバラバラなはずで、そんなに「仕事」=「つまらない」などと、はっきりと決まっているとは思えないからです。
仕事が面白くないのは、「仕事」のせいではない
分かりやすく言い換えれば、世の中には「面白い仕事」と「つまらない仕事」があるわけではなく、仕事を「面白いと思える人」と「面白いと思えない人」がいるだけではないか?
ということです。
もちろん、「面白い」と思える人が比較的多い仕事、比較的少ない仕事、というある程度の傾向はあるでしょう。例えば、「ラスベガス出張」と「トイレ掃除」だったら、間違いなく前者の方が面白いと感じる人が多いと思います。
ただ、これは極端な例なので、実際には、たとえ同じ仕事の内容であっても、
「楽しい、ずっとこの仕事をしていたい」
「こんな仕事に何の意味があるんだ・・・?早く辞めたい・・・」
という両方の人がいると思います。
人間には「向き不向き」がありますからね。
仕事が面白いかどうかというのは、ある程度は、
自分自身が、仕事を面白いと思える性格・精神状態かどうか
自分の適性や好みにあった職場かどうか
ということで、実はかなり「相対的」で、あくまで「比較的」なものなのではないか、と私は思うのです。
私自身、自分の過去の仕事を考えてみると・・・
私の転職回数がクレイジーなのはともかく・・・(笑)、私は、今まで12年くらいの社会人経験のうち、10年くらいは日々「楽しい」と思って仕事をしています。
特に、過去6年くらい、28歳~34歳にかけて、ず~~~っと仕事は「楽しい」です。
26歳の海外駐在員時代に「意味のない仕事」で悩んだ時と、27歳の初めての転職で狂った会社に入ってしまった時を除けば、基本的にずっと仕事は「楽しい」と感じています。
もちろん、仕事は仕事なので、何もかも全て楽しい訳ではないし、仕事のストレスで「・・・ああああああああああ!!!」と叫びたくなる瞬間が無い訳ではないですが・・・
例えば、過去3か月を振り返った時、過去1年を振り返った時に、自分の仕事は「楽しいか」「楽しくないか」で言えば、間違いなく「楽しい」と言い切れるし、「やりがいが有るか」「やりがいが無いか」で言えば「有る」と言い切れます。
たぶん、私がこのように仕事を「楽しい」「やりがいが有る」と思えるのは、半分くらいは私の考え方と性格によるもので、別に仕事自体がそんなに、たまたま10年間ずっと、運よく面白い内容だった、というわけではないと思います。
言ってしまえば、ほとんどは「自分次第」なんです。
仕事が面白くないのは、「自分」のせい
仕事がつまらない理由の一つは、「自分」のせいです。
仕事を楽しめるかどうかは、半分くらいは「自分の性格と考え方」次第だと、私は思います。
なぜなら、別に仕事はエンターテイメントではないから。ネットフリックスを見ることや、スマホゲームをプレイすることや、ディズニーランドに行くのと同じように仕事が楽しいなんてことは、あり得ません。
もし、「私はこの世の何よりも仕事が好きだ」「どんな趣味よりも仕事の方が楽しい」という人がいたら、それはただの社畜だと思います。
例えば、私は仕事が割と好きではありますが、自分の大好きな漫画を読んだり、家族と海外旅行に行ったり、好みのクラフトビールを飲んだりしているのよりも、仕事の方が楽しいか?と言えば、余裕で「No」です。
私だって、好きなことだけしていてお金に困らないなら、たぶん仕事なんてしないと思います。極端な話、貯金が10億円あったら、今すぐ働くの辞めますね。いくら「仕事が楽しい」と言っても。
仕事が「楽しい」「つまらない」といった感情が、人それぞれバラバラだとは言っても、仕事は元々「人間を楽しませる」ようにできている訳ではないので、それを楽しめるかどうかは基本的に「自分次第」です。
掃除や洗濯が楽しくないのと同じです。
歯磨きが楽しくないのと同じです。
別に楽しいからやるわけではなくて、「やらなければならない」からやっているだけです。
例えば、掃除・洗濯や歯磨きだって、ピカピカになった部屋を見て嬉しくなったり、新しい洗剤や、良い香りの柔軟剤を試してみたり、おしゃれな電動歯ブラシを使ってみたり・・・などなど、自分の工夫や考え方次第で、楽しくすることはできます。
「仕事を楽しむ」というのも、似たような感覚な気がします。「仕事を楽しむ」とか、「仕事を通して成長する」というのは、大部分は自分次第で決まるのだと思います。
安易に「転職」や「人事異動」を考える前に、本当に、何をどうやっても今の仕事を日々「楽しむ」ことは不可能なのか?
一度、自分自身で考えてみるのも、必要かもしれません。
仕事が面白くないのは、「環境」のせい
以上のように、仕事を楽しいと思えるかどうかは、半分くらいは自分次第だと、私は考えています。
一方で、もう半分は、明らかに会社側の問題という場合もあると思います。つまり、原因は「自分」ではなく「環境」にある、というケースです。
これは、言ってしまえば、単純に「仕事選び」、「職場選び」の失敗です。
仕事の「やりがい」「楽しさ」とは、実はある程度は「環境」で決まるものだからです。
例えば、「仕事の内容」それ自体に自分が興味を持てるかどうかだけでなく、仮に、仕事の内容がそれほど面白くなくても、「周りに優秀な人が沢山いて、学べることが豊富にある」とか、「めちゃくちゃ待遇が良いのでとりあえずの満足感はある」とか、「環境」起因の、仕事への肯定感って確実にあるはずです。
理解できない人もいるかもしれませんが、自分の仕事を好きになれるかどうかは、実は、仕事の内容だけでは決まらないんです。
様々な環境要因で、現在の職場に対する満足感や肯定感が高まれば、自然と「仕事が楽しい」「充実している」と思えるようになります。
何でもかんでも「周りのせい」「環境のせい」にしてはいけませんが・・・
人には「向き不向き」があるのは100%事実ですし、例えば、毎月サービス残業100時間で人間関係も最悪でギスギスした職場だったら、仕事の内容が何かはほとんど関係が無く、そんな職場で「仕事を楽しい」と心から思える人は、この世にほぼ存在しないと思います。
今後、今の職場で我慢して頑張ったとしても、ずっと仕事にやりがいを見出せることは無く、自分の人生を無駄にするだけ、という残酷な可能性もあることは、きちんと把握しておいた方がいいです。
自分が十分に納得した上で就いている仕事なら、まあ良いのですが、もしそれが、
「なんとなく続けているだけ」
「誰かに勧められたからやっているだけ」
「特に大きな『辞める理由』が無いから続けているだけ」
の仕事だとしたら・・・
一度考え直した方がいいのかもしれません。
自分がいるべき「環境」は、本当にこの場所なのか? ということを。
おわりに:「自分」は変えられるし、「環境」は選べる。
以上、自分の仕事が「面白くない」という感情の「正体」について書きました。
仕事がつまらないのは「自分のせい」か、もしくは「環境のせい」ですが、いつだって「自分」は変えることができるし、「環境」は選ぶことができます。
自分を変えるため、環境を選ぶためのヒントは、このブログの中にも幾つかあります。
転職活動について、もっと知りたい人へ
「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
読むか、読まないかは、あなた次第です。
「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
「第二新卒」の転職向け
※「新卒3年以内の早期離職」については、あまりにも問い合わせが多いので、別途、noteで特集記事を書きました。
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
この記事では、第二新卒の転職について、網羅的に書いてあります。
興味のある方は、ぜひこちらもどうぞ。
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
では、皆様ひとりひとりの、後悔の無い、幸せな転職を、心より祈っております。
お相手は、安斎 響市でした。
オススメの転職エージェント
公式サイト:【転職支援実績No.1】転職成功するならリクルートエージェント <PR>
公式サイト:正社員の就職・転職サポートなら20代の満足度No.1エージェント | 第二新卒エージェントneo <PR>
公式サイト:外資系・グローバル企業・ハイクラスの転職ならJAC Recruitment<PR>
※本記事の内容、紹介するサービス・製品のリンクには、広告やプロモーションを意図したものを含みます。あらかじめご了承ください。