
こんにちは、安斎響市です。
本日は、外資系企業のお話。
私自身は、日系企業を複数経験してから「外資系」へ移ったというキャリアで、
新卒から、
日系大企業 5年
↓
日系大企業 1年
↓
日系中小企業 1年
↓
外資系スタートアップ 3年
↓
外資系大企業 2年~(現在に至る)
というのが過去の経緯です。
日々「転職」について発信している中で「外資系企業」志向の人も世の中には多くいると感じたので、今日は、外資系企業に転職する際の話をします。
外資系企業のメリットは、「自由な働き方」と「日本的な常識からの脱却」
外資系企業に就職する最大のメリットは、何と言っても「自由」と「日本的な常識からの脱却」。これが大きいです。
日系企業は、とにかくルールや決まり事、社内政治が多すぎる!! 正直、うんざりです。
年功序列な仕組みが会社に完全に根付いており、たった1歳上というだけで偉そうにタメ口で指示を出され、逆らうことは許されない。こういう、いわゆる「日本的な企業文化」が一切無いのが外資系の特徴です。
執行役員から新卒の新入社員まで、全員が全員に「敬語」を使うのが当たり前ですし、パワハラ・セクハラなんてしたら、あっという間にクビになります。飲み会を強制されることも、基本的にありませんし、自分の裁量次第で休暇は幾らでも取れますし、基本的に残業はゼロです。
そして・・・
外資系に転職すると、日系企業の軽く2倍、3倍の年収が手に入ります。
私は、20代で日系大企業にいた頃の4倍以上の年収が実際に手に入りました。
「未経験」や「第二新卒」で外資系に入るのは、やめた方が良い
ただし、ここで2つ、忘れてはいけないことがあります。
まず、1つ目。
外資系企業は、「未経験」や「第二新卒」の状態で入る場所ではありません。
勘違いしている人がたまにいますが、外資系企業には、「圧倒的成長」なんてありません。
多くの外資系企業には、日系大手のような手厚い社員教育体制や研修制度は全くなく、「必要なことは自分で勝手に学べ」という方針なので、何も教えられなくても自力で全部何とかできる超優秀な人以外は、ほぼ確実に落ちこぼれます。
外資系企業は、すでに明確な実力のある人が、自分の得意分野を活かして高年収を稼いだり、過去の経験やコネを使ってさらに飛躍したりするための場所であり、まだ何も身に付けていない「未経験」や「第二新卒」の状態で入社すると、単なる雑用扱いされて終わってしまいます。
新卒のファーストキャリアは、外資系より、日系の老舗企業あたりの方がいくらかマシです。
よく「会社は学校ではない」などと言いますが、ぶっちゃけ「日系大企業は新卒入社3年目くらいまでは学校」だと思っていいです。
そのくらい、別に結果を出せなくても冷遇されることはありませんし、学校のように何でも手取り足取り教えてもらえます。スーパー「ぬるま湯」です。
もちろん、ぬるま湯にどっぷり浸かって10年以上働くのも、それはそれで良くないですが、自分の能力に絶対の自信がない人は、20代の若いうちは、外資系ではなく日系大手企業を目指した方がいいと、私は思います。
外資系企業に転職するなら、ある程度の「英語スキル」は必須
そして、2つ目、
外資系企業への転職を目指すなら、「英語」は身に付けておいた方がいいです。
英語スキルがなければ外資系企業で働けないというわけでは決してありませんが、上司の上司の上司あたりはほぼ確実に外国人になりますし、社内資料や社内研修も英語で行われたりするので、英語が全くできない社員は、外資系企業ではかなり「肩身の狭い思い」をします。
ポジションによっては英語スキルが必須でない場合もありますが、英語無しでは、外資系企業で部長クラス以上への昇進などはほぼ不可能なので、長期的なキャリアを考えると、外資系企業に行く前に、最低限の英語は身に付けておいた方がいいです。
外資系企業に転職する際にオススメの転職エージェント③選
さて、以上の前提を踏まえて、ぜひ一度は外資系企業に挑戦してみたいという人のために、ここからは具体的に外資系転職にオススメの転職エージェントを紹介していきます。
外資系転職 ① 外資系転職で高収入を目指すなら「JACリクルートメント」

公式サイト:外資系・グローバル企業・ハイクラスの転職ならJAC Recruitment
外資系転職、日系大手グローバル企業への転職を目指す人は、必ずお世話になると言っても過言ではない転職エージェント、それが JACリクルートメントです。
大きな特徴は、1) 年収800万などの「高年収を目指す」ハイクラス求人、2) 外資系企業や、グローバル大手企業など「英語を生かして働く海外ビジネス」の求人に特化していることだと思います。
海外に独自のネットワークを持っているため、他のエージェントが保有していない高年収の外資系や日系大手企業の非公開求人を紹介してくれることが期待できます。また、JACリクルートメントのアドバイザーは特定の業界を「専任」で担当しているため、企業とのパイプが太く、1社1社細かく、「内定獲得のための有効で具体的なアドバイス」をもらえる可能性が高いです。
実際に、私が20代の頃にJACリクルートメントを利用させていただいた際には、担当のキャリアアドバイザーの方から、「その企業で過去に受かった人がなぜ受かったのか、落ちた人がなぜ落ちたのか」という "超貴重" な情報が分かりやすくまとまった資料を面接の前に送っていただきました。求職者1人1人の、1社1社の面接対策すべてに、ここまで細かくサポートをしてくれるのか・・・と正直驚いた記憶があります。
実際、オリコン「ハイクラス・ミドルクラス転職」顧客満足度調査でも、2019年~2022年の4年連続「第1位」に輝いています。それだけ、サポートが手厚く、満足度が高い転職エージェントであるということです。
外資系企業やグローバル大手企業に転職して「年収1,000万円以上」を目指したい、「英語を生かした仕事」をしたい、という方は、JACリクルートメントに登録するのは必須だと思います。
公式サイト:外資系・グローバル企業・ハイクラスの転職ならJAC Recruitment
外資系転職 ② 大手外資系企業など、年収800万円以上の求人多数「エンワールド」

似たような外資系・グローバル特化の転職エージェントだと、エンワールドという会社もあります。
こちらも非常に実績のある会社です。エン転職で有名な大手転職エージェント「エン・ジャパン」の海外特化部門(子会社)といった形なので、信頼性は抜群ですし、年収800万円以上の求人数:常時1万件以上、取引先企業数5,800社以上(2022年現在)と、やはり大手の強みをたくさん持っています。
公式サイト: 外資系企業専門の転職サービス【エンワールド・ジャパン】

転職エージェントは複数登録が基本なので、明確な実績があり信頼性の高い会社として、外資系企業で年収アップの転職を目指す方は、こちらも登録しておいて損はないと思います。
エージェント1社のみの登録だと、担当者個人の当たり外れなどが怖いですし、比較もできないですからね。
公式サイト: 外資系企業専門の転職サービス【エンワールド・ジャパン】
外資系転職 ③ BIG4, アクセンチュアなど外資コンサル志望なら「アクシスコンサルティング」

公式サイト:コンサル転職&ポストコンサル転職のアクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)や アクセンチュアなど総合系コンサルティングファームの転職に強いエージェントです。
特にコンサルティング業界での紹介実績が極めて多いことから、BIG4などの独自求人(独占的に取り扱っているシークレット案件)も多数保有しています。コンサル業界各社とのパイプがあり、業界に特化したエージェントだと言えます。


エンジニアなどのITスキル・経験のある方や、経営企画、事業企画、財務、会計、金融などの勉強をしていて、コンサルティング業界に興味がある方は、一度登録してみると良いと思います。
コンサルは、まさに外資系らしい「実力勝負」の世界で、年収も非常に高いですし、一度「外資コンサル」を経験しただけで、その後の転職や、独立・起業の際にはめちゃくちゃ有利になります。
コンサルなど特定の業界を目指す場合、やはり「その業界に強い転職エージェント」の力を借りるのは必須になりますので、コンサル志望の方は、相談してみて損はないと思います。
公式サイト:コンサル転職&ポストコンサル転職のアクシスコンサルティング
おまけ: 外資系に少し興味がある・・・程度なら、とりあえず「LinkedIn(リンクトイン)」
これは「転職エージェント」というより、「転職サイト」で、今はまだ「外資系転職」について、そこまで本気で考えてはいないけれど、2年後~3年後を見据えて、一応、複数のエージェントと繋がりを作っておきたい、という方向けです。
日系企業の経験しかない方が、外資系エージェントと広く浅く、確実に「繋がり」を作る、ほとんど唯一にして最強の手段:転職サイトが、「LinkedIn(リンクトイン)」です。
LinkedIn(リンクトイン)は、一応はSNSですが、日本人にとっては「外資系転職サイト」だと思った方がよいでしょう。
詳しくは、こちらに書いています。(ほぼ無料で読めます)
関連note: 【外資系転職】 LinkedIn(リンクトイン)を転職に100%活用する方法
外資系転職に興味のある方は、
ぜひ、ご一読ください。
note記事: 【外資系転職】 LinkedIn(リンクトイン)を転職に100%活用する方法
おまけ: 日系企業のぬるま湯が嫌になったら「識学キャリア」
もう1社おまけで、
自分の「英語」スキルにまだあまり自信が無くて、外資系への転職は少し不安だけど、外資系のような「成果主義」で「自由な環境」で働きたい、という方にオススメする転職エージェントです。
「識学キャリア」は、2021年に20万部以上のベストセラーとなった、「リーダーシップ」を説くビジネス書『リーダーの仮面』著者が代表を務めるベンチャー企業「識学」が運営する、ベンチャー企業特化型の転職エージェントです。

公式サイト:成果主義の企業のみ紹介する人材エージェント【識学キャリア】
その一番の「売り」は、成果主義の会社のみを紹介するというポイントです。
現在の仕事に全く裁量がなく毎日退屈に感じている方や、上司や上層部の社内承認待ち、社内の調整業務など、本質的ではない仕事にうんざりしている方には、このような成果主義の会社が合っていると思います。
日系企業の年功序列は、もう沢山だ!!という人は、一度相談してみると良いかもしれません。
公式サイト:成果主義の企業のみ紹介する人材エージェント【識学キャリア】
おわりに
以上、「外資系企業」への転職に、オススメの転職エージェント③選 でした。
公式サイト:外資系・グローバル企業・ハイクラスの転職ならJAC Recruitment
公式サイト: 外資系企業専門の転職サービス【エンワールド・ジャパン】
公式サイト:コンサル転職&ポストコンサル転職のアクシスコンサルティング
公式サイト:成果主義の企業のみ紹介する人材エージェント【識学キャリア】
転職の必勝法については、こちらの記事にも詳しく書いています。
本気で転職したい人は、【必読】です。
「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
読むか、読まないかは、あなた次第です。





「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
※「新卒3年以内の早期離職」については、あまりにも問い合わせが多いので、別途、noteで特集記事を書きました。
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
この記事では……
- 「第二新卒」の転職が圧倒的に不利なのはなぜか?
- 「第二新卒」で避けるべきヤバい企業の特徴とは?
- 「第二新卒」で現実的に狙える企業とはどのようなものか?
- 「第二新卒」の転職で、絶対にこれだけはやってはいけないNG行為とは?
- 「第二新卒」で職歴が浅い場合でも効果的な自己PR方法は?
- 「第二新卒」の書類選考における、職務経歴書の書き方は?
- 「第二新卒」の一次面接・最終面接を突破するための質問回答例は?
- 「第二新卒」の転職活動全体を通して、最も重要なことは?
などなどが、網羅的に書いてあります。興味のある方は、こちらもどうぞ。
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
最後にお伝えしたいのが、「自分の転職」を決めるのは、あくまで「自分」ということです。
「他人の意見に流される」ことだけは、あってはなりません。
私がここに書いていることも、一人の個人的な意見だと思ってください。ここに書いてあることが全てでもありません。
重要なのは、自分自身が納得できるかどうか、それだけです。
では、皆様ひとりひとりの、後悔の無い、幸せな転職を、心より祈っております。
お相手は、安斎 響市でした。
公式サイト:外資系・グローバル企業・ハイクラスの転職ならJAC Recruitment
公式サイト: 外資系企業専門の転職サービス【エンワールド・ジャパン】
公式サイト:コンサル転職&ポストコンサル転職のアクシスコンサルティング
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note記事: 【外資系転職】 LinkedIn(リンクトイン)を転職に100%活用する方法
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② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
(前編)必勝転職ルートと応募企業の選び方
(後編)職歴が浅くても使える自己PR方法