こんにちは、安斎響市です。
今日の記事は、就職活動・転職活動における「自己分析」について。
最近、note購読マガジンでの発信が多くなってきた私ですが、ブログの記事も、たまには書こうと思います。(笑)
みんな、本当に「自己分析」が好きですよね。
以前書いた就活noteや転職noteでも散々言っているのですが、「自己分析」って、実はあんまり意味は無いですよ。っていうのが今日のメインのお話です。
いくら「自己分析」をやっても、内定に近づくことは無い
「自己分析をして、自分の本当の強みに気付きましょう」
「自己分析を深めることによって、自分の適性を明確にしましょう」
みたいな風潮が、最近あります。
「適職」とか、「自分の本当の強み」とか、一種の流行りだと思います。
こういう耳障りのよい言葉に騙されてはいけないと、私は思います。
こんなの、ただの人材業界の人たちのサービスの「売り文句」に過ぎないのだから。
わざわざ自己分析をしないと「自分の強み」が何だか分からないという人は、単に、これと言って強みが何もないだけだし、
自己分析をしないと「やりたいこと」「自分に合う仕事」が分からないという人は、自己分析をしたって分からないと思います。
やりたいことがある人は、自己分析なんてしなくても、はじめから明確にあります。
自分自身のことなんて、毎日考えてるはずなので、わざわざ今さら考えても仕方がありません。
自己分析によって出てきた「自分の強み」「やりたいこと」なんて、無理やり絞り出した「こじ付け」に過ぎないと、私は思います。
就職・転職で重要なのは、「自己分析」より「他者分析」
これは私が一貫して考えていることですが、就職活動・転職活動において重要なのは、「自己分析」ではなく、「他者分析」です。
自己分析は、いくらやっても「内定」獲得の可能性を上げることに繋がりません。
他者分析は、やればやっただけ「内定」獲得の可能性を上げることに直結します。
転職・就職とは、
「自分の強みが何か・自分に合う適職が何かを明らかにして、そこにピッタリ合いそうな求人を探すプロセス」よりも、
「企業が求めているものが何かを明らかにして、何とかしてそこに自分を合わせていくプロセス」で進めた方が、
圧倒的に上手くいきやすいからです。
少し考えれば、分かると思います。
自分の強みを頑張って見つけたところで、それを欲しがる企業がほとんど無かったら、内定は出ません。
企業が欲しているものを明らかにして、自分がそれに見合う人材だとアピールできれば、内定は高確率で出ます。
大事なのは、自分のことではなく、相手のこと、という話です。
他者分析の方法 (1) 業界研究
自己分析よりも遥かに大事な「他者分析」、その第一歩は、業界研究だと思います。
会社四季報」業界地図 2022年版 <PR>
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「業界地図」や各業界の専門書などを読むのは、基本的なことかもしれませんが、まずはきちんと「基本」を押さえておかないと、自分が受けようとする業界で現在何が求められているのか、自分が持っている経験がどの業界でなら高く評価されそうか、といったことが正確には把握できません。
「こんなもの」とバカにせずに、地道に取り組んだ方がいいです。
他者分析の方法 (2) 企業研究
次に、企業研究です。
ソニー半導体の奇跡: お荷物集団の逆転劇 <PR>
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星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則 <PR>
こちらも、書籍などで企業を知るのも重要なことですし、企業が提供する製品・サービスを実際に使ってみるのも大事だと思います。
詳しくは、こちらの記事に書いているので、一度読んでみてください。
他者分析の方法 (3) 転職エージェントと繋がること
最後に、中途採用の場合は、非常に重要なのが「転職エージェント」と繋がることです。
転職エージェントの求人紹介サービスは、使い方を気を付けないと「諸刃の剣」になりますが、彼らは上手く味方につければ非常に心強い存在です。
優秀なエージェントは、「面接官の吉田さんは、元大手化粧品メーカー○○の人事で、どちらかというと、安全志向で冷静なタイプです。ガツガツした体育会系タイプの人よりは、ロジカルに謙虚に話す人の方が評価される傾向にあります。これは、過去の応募者の合否結果からも、明らかです。」など、超具体的な対策情報をくれます。
「他者分析」の中で、「ある特定の企業」が求職者に具体的に何を求めているのか、できる限り深く知る為には、転職エージェントの助けが不可欠です。
この記事では、私が過去の経験から「おすすめする転職エージェント」を、数社だけ厳選して紹介します。
おすすめの転職エージェント①~④
① とにかく間違いないのは「リクルートエージェント」
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リクルートエージェントの利点は、
やはり国内最大手としての「圧倒的な非公開求人の保有数」です。
業界大手であるdodaやエン・ジャパンと比べても、dodaの非公開求人数は約4万件、エン・ジャパンは約1万5,000件、
リクルートエージェントは10万件以上です。比較になりません。
実際、私自身も、20代後半からの1回目と2回目の転職、どちらもリクルートエージェント経由で転職しました。
短期間で自分に合う会社を見つけて、確実に転職をしたいのなら、リクルートエージェントだけは、登録必須です。
これは例外はありません。
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② 年収アップを狙うなら 「JACリクルートメント」
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外資系転職、日系大手グローバル企業への転職を目指す人は、必ずお世話になると言っても過言ではない転職エージェント、それが JACリクルートメントです。
私も、実際に何度かお世話になっています。
大きな特徴は、1) 年収800万などの「高年収を目指す」ハイクラス求人、2) 外資系企業や、グローバル大手企業など「英語を生かして働く海外ビジネス」の求人に特化していることだと思います。
海外に独自のネットワークを持っているため、他のエージェントが保有していない高年収の外資系や日系大手企業の非公開求人を紹介してくれることが期待できます。また、JACリクルートメントのアドバイザーは特定の業界を「専任」で担当しているため、企業とのパイプが太く、1社1社細かく、「内定獲得のための有効で具体的なアドバイス」をもらえる可能性が高いです。
実際に、私が20代の頃にJACリクルートメントを利用させていただいた際には、担当のキャリアアドバイザーの方から、「その企業で過去に受かった人がなぜ受かったのか、落ちた人がなぜ落ちたのか」という "超貴重" な情報が分かりやすくまとまった資料を面接の前に送っていただきました。
求職者1人1人の、1社1社の面接対策すべてに、ここまで細かくサポートをしてくれるのか・・・と正直驚いた記憶があります。
実際、オリコン「ハイクラス・ミドルクラス転職」顧客満足度調査でも、2019年~2022年の4年連続「第1位」に輝いています。それだけ、サポートが手厚く、満足度が高い転職エージェントであるということです。
外資系企業やグローバル大手企業に転職して「年収1,000万円以上」を目指したい、「英語を生かした仕事」をしたい、という方は、JACリクルートメントに登録するのは必須だと思います。
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③ 20代の転職なら「ネオキャリア」
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次に、ネオキャリアという転職エージェントです。ネオキャリアは、2000年設立と、比較的若い会社です。
社長(創業者)も42歳と若く、今や社員数千人で海外拠点も構える大きな会社に急成長していますが、リクルートなどの大企業に比べるとベンチャー企業のようなものです。
大企業ではないからこそ、フットワークが軽く、若くて転職経験のある優秀なエージェントが揃っており、かつ会社自体が「20代の転職」「第二新卒の転職」等に力を入れているため、自分がまだ20代でビジネス経験がそれほどない状態でも、優先度を上げて、全力で動いてくれることを期待できます。
私が、新卒で入った日系大手企業で、はじめて転職を考えた際、面談をしてくれたNさんという方は、元リクルートの方で、ご自身も20代で転職を経験して、ネオキャリアに中途で入ったという若い方でしたが、
「たぶん、
安斎さんは、まだその時じゃないです。異動先の○○を経験してから
転職をした方が、
絶対にキャリアの幅は広がります」
というアドバイスを、してくださいました。
結果として、私はその時、転職を見送ったのですが、本当にNさんのアドバイスには感謝しています。
転職エージェントは、目先の報酬目当てで、とにかく何でもいいから転職させてしまおう、という人が沢山いる一方で、Nさんのような素晴らしいエージェントに出会えたのは、私は本当に幸運だったと思います。
20代の「はじめての転職」においては、求職者が若くても適当に扱わず、真剣に向き合ってくれる「エージェントの質」を求めるなら、ネオキャリアが良いと、私は思っています。
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おわりに
以上、転職活動・就職活動に「自己分析」は必要ない、という話と、おすすめの転職エージェントのご紹介 でした。
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転職の必勝法については、こちらの記事にも詳しく書いています。
本気で転職したい人は、【必読】です。
「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
読むか、読まないかは、あなた次第です。
「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略
※「新卒3年以内の早期離職」については、あまりにも問い合わせが多いので、別途、noteで特集記事を書きました。
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
この記事では……
- 「第二新卒」の転職が圧倒的に不利なのはなぜか?
- 「第二新卒」で避けるべきヤバい企業の特徴とは?
- 「第二新卒」で現実的に狙える企業とはどのようなものか?
- 「第二新卒」の転職で、絶対にこれだけはやってはいけないNG行為とは?
- 「第二新卒」で職歴が浅い場合でも効果的な自己PR方法は?
- 「第二新卒」の書類選考における、職務経歴書の書き方は?
- 「第二新卒」の一次面接・最終面接を突破するための質問回答例は?
- 「第二新卒」の転職活動全体を通して、最も重要なことは?
などなどが、網羅的に書いてあります。興味のある方は、こちらもどうぞ。
安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
最後にお伝えしたいのが、「自分の転職」を決めるのは、あくまで「自分」ということです。
「他人の意見に流される」ことだけは、あってはなりません。
私がここに書いていることも、一人の個人的な意見だと思ってください。ここに書いてあることが全てでもありません。
重要なのは、自分自身が納得できるかどうか、それだけです。
では、皆様ひとりひとりの、後悔の無い、幸せな転職を、心より祈っております。
お相手は、安斎 響市でした。
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① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
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安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト
(前編)必勝転職ルートと応募企業の選び方
(後編)職歴が浅くても使える自己PR方法
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