転職活動

転職で成功する人の特徴:7選



転職には、「勇気」が要ります。
特に、「はじめての転職」には。

誰だってそうです。
転職が怖くない人なんて、いません。


転職には、常にリスクがあり、「転職して本当に良かった。人生最高!」という人もいれば、「転職なんてするんじゃなかった。。。最悪だ。。。」という人もいます。

私は、過去に、その両方を経験してきました。

はじめての転職は、完全に大失敗だったよね。


この記事では、転職経験4回、企業側での採用活動の経験もあり、転職関連本を何冊も出版している私が、これまで感じてきた転職で成功する人の特徴を、7つ厳選してお伝えします。


転職成功者の特徴

転職活動において、成功できる人が持っている共通した特徴は、下記の7つに集約されます。

転職成功者の特徴

  1. 転職に対する明確な意思がある
  2. 転職先が決まる前には絶対に辞めない
  3. 事前準備をしっかりやり切る
  4. 他人の意見に振り回されない
  5. あまり執着せず、柔軟な思考ができる
  6. 転職エージェントを過信しない
  7. 企業側の目線で考えられる


ひとつずつ、説明していきましょう。


転職成功者の特徴① 転職に対する明確な意思がある

まず1つ目は、転職に対する明確な意思があるということです。

特に、会社を辞めるときに、「職場の上司や同僚に迷惑がかかる」なんて絶対に考えません。

「自分が辞めたら、引き継ぐ人がいない。。。」

「転職活動のために休みを取ったら、仕事が遅れるかも」

「繁忙期の12月までは、転職すると会社に迷惑がかかる」


こういった心配をしてしまう気持ちは分かるのですが、会社は会社、自分は自分です。

会社は会社、自分は自分。強い意志を持とう。

職場のことばどうしても気になってしまうなら、初めから転職なんてしないほうがいいです。

転職の面接は、大抵は平日の昼間です。夜7時などに面接をしてくれる企業も中にはありますが、多くはないです。面接で会社を休んで迷惑がかかるのは、仕方がありません。

会社に迷惑がかかるのは当たり前。気に病むことではない。

そして、あなたが仕事を休んだり、職場を辞めたりしたときに「迷惑がかかる」のは、あなたが今まできちんと仕事をして「周りから必要とされてきた」証拠です。迷惑がかかるのは、当たり前です。

最近は「在宅勤務」や「リモート面接」も増えているので、この状況を利用して、勤務時間中にサボって面接を受けるくらいの「図太さ」が無いのであれば、転職にはあまり向いていません。

大丈夫。社員一人辞めたくらいで、職場はそんなに変化しないです。


転職成功者の特徴② 転職先が決まる前には絶対に辞めない

2つ目は、 「退職してから転職活動をする」のではなく、「在職中に仕事をしながら転職活動をする」ということです。

これは、もう絶対です。

「次が決まっていないのに辞める」は、転職活動において最大のNG、最悪の中の最悪です。

会社に退職届を出すのは、内定が出て、転職先が正式に決まってから

転職で成功したいと本気で思うなら、会社に退職届を出す前に、転職先の内定を得ておいた方が良いです。

仮に、パワハラで病気になりそう、という場合でも、できる限り「退職」はせずに、会社に籍は置いておいた方がベターです。有休や病欠で会社を休むことは可能ですし、本当に病気なら「病気休職」もできるはずです。

無職になると、面接での評価も下がってしまう

安易に「無職」という状態は作ってはいけません。

「無職」になった瞬間に、転職の成功率は一気に下がります

余程のハイスペックや稀少スキルを持っているのなら別ですが、たいていの場合、「無職」の求職者の評価は、低くなります。

生活への不安を抱えながら、「早く次の仕事見つけなきゃ」と焦ってしまうだけでなく、「無職」の人は書類選考や面接での評価も落ちてしまうので、「次が決まる前に辞める」は、転職活動においてデメリットしかありません。


これは、忘れないでください。


転職成功者の特徴③ 事前準備をしっかりやり切る

さて、3つ目は、事前準備についてです。

言うまでもなく、転職活動は「準備が命」です。
面接での合格・不合格も、ほとんど「準備」で決まってしまいます。

多くの人は、まともに準備をしていない

これは、自分が企業側で採用を担当するようになって初めて知ったことなのですが、ほとんどの中途採用の求職者は、面接前にまともに準備をしてこないです。びっくりするくらい、面接本番で喋れないです。

自己PRなどの練習はもちろんのこと、企業研究・業界研究などをしっかりやらないと、勉強不足はすぐにバレます。

準備こそ、差をつけるチャンス

逆に言えば、これは大きなチャンスで、事前準備さえしっかりやれば、それだけで他の候補者に差をつけることができます。

業務上の実務経験や実績、スキルや英語力などは、短期間で伸ばすのは不可能ですが、準備は誰にでもできますし、やればやるほど確実に転職活動の成功率が上がります。


面接対策の具体的なやり方は、こちらの記事を読んでみてください。



転職成功者の特徴④ 他人の意見に振り回されない

続いて、特徴④は、他人の意見に振り回されないこと、言い換えると、自分の両親や、夫/妻、友人、会社の先輩などに、アドバイスを求めない、意見を言われても従わないことです。

番最悪なのが「親のアドバイスに従う」こと。

働くのは「あなた」です。両親ではありません。

親世代の「転職」に対する価値観は、自分とはあまりにもかけ離れています。

年功序列・終身雇用が当たり前だった時代の人たちの意見、ましてや、わが子を想うあまり、現実的で冷静な判断などできない親の意見を聞いても、あなた自身のためには、なりません。

パートナーにも、「許可」を求める必要は無い

「結婚相手」「パートナー」には、収入や住む場所などが関わる場合もある以上は、話くらいしてもいいと思いますが、相手の意見に左右されて、自分の「転職」の決断をブレさせては、絶対にいけません。

働くのは「あなた」です。夫/妻ではありません。

友人なども「仕事選び」の責任を取ってくれるわけではない

友人や会社の先輩の意見も、同様です。
働くのは「あなた」です。友人ではありません。

あなたが転職に成功しようが失敗しようが、あなたの人生を支えてくれるわけではありません。所詮は他人事でしかないのです。

両親も、結婚相手も、友人も先輩も、結局は他人です。
あなたの代わりに、一生あなたの分まで今後ずっと働いてくれるわけではありません。あなたの為に、素敵な仕事を見つけてきてくれるわけでもありません。

あなたが日々の仕事の中で抱えている気持ちは、あなたにしか、分かりません。

両親や結婚相手を幸せにするためにも、自分がしっかりしないといけません。
「自分以外」に、自分の転職を委ねてはいけません。


転職成功者の特徴⑤ あまり執着せず、柔軟な思考ができる

特徴⑤は、特定の職種や業種、条件などに執着しすぎず、柔軟な選択肢を幅広く検討できることです。

キャリアや仕事選びにおいて、個人としての「こだわり」は重要なことですが、あまりにもそれが強すぎると、選択肢がどんどん少なって、転職できなくなってしまいます。

転職は、こだわりや執着が強いほど失敗しやすい

もちろん、今回の転職でこれだけは絶対に実現したいという「こだわり」は、あって構いません。それは大切なことです。

ただし、「あれも・これも」と欲張ったり、「絶対にこれ以外は嫌だ」というガンコな態度だと、現実的に転職活動は上手くいかないです。中途採用の場合、仕事は選びたい放題というわけではなく、そのタイミングで、自分に合う条件で募集している少数の求人の中から選ぶしかないからです。

大事なのは、「捨てること」

この条件だけは絶対に捨てたくない、というものが決まったら、その代わりに「捨ててもいいもの」をはっきりさせましょう。

勤務地だけは絶対に固定で、転勤のない会社が良い。その代わり、年収は下がってもいい。

希望する職種にどうしても就きたい。その代わり、業種や担当商材にはこだわらない。

週に2日はリモートワークで働きたい。その代わり、職種は今とちがってもいいし、待遇が下がってもいい。

要するに、優先順位を付けるということ。
あれもこれも全部ほしい、という人は転職先が決まらない。


転職成功者の特徴⑥ 転職エージェントを過信しない

特徴⑥は、転職エージェントにあまり頼り過ぎないということです。
これは、非常に重要なことです。エージェントの担当者は、何百人もの求職者を同時に相手にしており、扱いにも慣れているので、油断するとあっという間に、転職活動の主導権を奪われてしまいます。

転職エージェントは、味方ではない

エージェントは、「味方」ではありません。

「敵」でもありません。

エージェントは「取引先」みたいなものだと思って、適度に付き合うことが必要です。

「転職」は、自分にとっては、人生を変えるほどの決断ですが、エージェントにとっては、ただの「ビジネス」であり「日々の仕事」でしかありません。転職エージェントは、あなた個人には大して興味はありません。

仕方ないですよね。
あっちは仕事でやっているので。


転職エージェントに身を任せてはいけない

彼らにとっては、なんとか「面接」まで漕ぎつけたり、「内定」さえ出て成果報酬をもらうことができればそれで良いのです。

「仕事」として、あっちも「内定を出したい」という気持ちだけは本物なので、変に転職エージェントの甘い言葉や、くだらないアドバイスに騙されることなく、適度な距離を保ちつつ、転職エージェントを上手く利用しましょう。


転職エージェントとの付き合い方については、他の記事に詳しく書いているので、ぜひあわせて読んでみてください。



 

転職成功者の特徴⑦ 企業側の目線で考えられる

最後、これがおそらく、一番大事です。
何かというと、自分目線ではなく、企業側の目線で考えることです。

面接での受け答えにしても、応募書類の書き方にしても、常に、自分目線の独りよがりな態度ではなく、企業側の面接官のリアルな視点を取り入れることができるか? ということです。

自己PRをしても、内定は出ない

覚えておくべき大事なこととして、面接や書類での自己PRが上手く行って、自分が伝えたいことを全部伝えることができれば内定が出る、というわけではないのです。

多くの人が、この点を勘違いして、一生懸命「自己分析」や「自分の強み」などと、自分のことばかり考えています。この態度では、内定はどんどん遠ざかってしまいます。

面接官は、何を求めている?

重要なのは、企業側が面接の場で何を考えているかを理解することです。

業務必須のスキルを本当に持っているか、確かめたい

今後、長期的に自社で働いてくれる人材かどうか、適性と性格を見たい

業界内の知識がどの程度あるか、詳しく質問したい


これらは、ほんの一例です。具体的に何を求めているかは、企業によってまったく異なります。

重要なのは、「自分の能力をアピールしてやろう」という自己中心的な態度ではなく、「面接官が聞きたいことにしっかり答えよう」「面接官が求めている答えをピンポイントで返そう」という努力ができるかどうかです。


もっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。



おまけ:初心者の転職活動に最適な転職エージェント 厳選2社 <PR>

以上、転職で成功する人の特徴:7選について書きました。


最後に、オススメの転職エージェントをいくつか掲載しておきます。

転職活動は、企業への直接応募ではなく、転職エージェントを利用するのが必須です。
エージェントとは上手に付き合って、転職活動の成功率を高めましょう。

とにかく鉄板!転職したい人は全員登録すべき「リクルートエージェント」


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リクルートエージェントの利点は、やはり国内最大手としての「圧倒的な非公開求人の保有数」です。

業界大手であるdodaやエン・ジャパンと比べても、dodaの非公開求人数は約4万件、エン・ジャパンは約1万5,000件、リクルートエージェントは10万件以上です。比較になりません。実際、私自身も、1回目と2回目の転職、どちらもリクルートエージェント経由で転職しました。

ポイント

「選択肢の数」という視点で言えば、疑いようもなく、ダントツのナンバーワンです。

とにかく、短期間に確実に転職をしたいのなら、リクルートエージェントだけは登録必須です。例外はありません。

【公式】リクルートエージェント


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20代の転職なら間違いなくオススメ! 「ネオキャリア」


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特に20代の転職にオススメのエージェントが、ネオキャリアです。
ネオキャリアの良さは、20代のキャリアの浅い求職者でも、非常に丁寧に面倒を見てくれるところです。

会社自体が「20代の転職」「第二新卒の転職」等に力を入れているため、比較的若い人材でも優先度を上げて、全力で動いてくれることを期待できます。


私が、はじめて転職を考えた際、ネオキャリアで面談をしてくれたNさんという方は、

「たぶん、安斎さんは、まだその時じゃないです。
異動先の○○を経験してから転職をした方が、絶対にキャリアの幅は広がります」

というアドバイスを、してくださいました。


結果として、私はその時、転職を見送ったのですが、本当にNさんのアドバイスには感謝しています。
転職エージェントは、目先の報酬目当てで、とにかく何でもいいから転職させてしまおう、という人が沢山いる一方で、Nさんのような素晴らしいエージェントに出会えたのは本当に幸運だったと思います。

ポイント

社会人歴10年以内くらいの時期においては、求職者が若くても適当に扱わず、真剣に向き合ってくれる「エージェントの質」を求めるなら、ネオキャリアが良いと、私は思っています。

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転職エージェントと賢く付き合って、転職の成功率を高める

以上、オススメの転職エージェントの紹介でした。
エージェントの担当者とは、適切な距離感を保って、上手く付き合いましょう。

実際には、エージェントは「複数登録するのが基本」なので、この中から複数に登録するのがよいと思います。


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おわりに:自分の転職は、自分で決める

以上、転職で成功する人の特徴:7選 でした。

転職活動について、もっと知りたい人へ

ポイント

転職の必勝法については、こちらの記事にも詳しく書いています。

本気で転職したい人は、【必読】です。

「安斎響市の転職プロジェクト」
① 運命を引き寄せる「職務経歴書」の書き方 & 応募企業の選び方
② 相手を一撃で惚れさせる、圧倒的「面接」テクニック
③ 年収を爆発させる「給与交渉」と「退職」の出口戦略


読むか、読まないかは、あなた次第です。


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「第二新卒」の転職向け

「新卒3年以内の早期離職」については、あまりにも問い合わせが多いので、別途、noteで特集記事を書きました。


安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト


この記事では、第二新卒の転職について、網羅的に書いてあります。

ポイント

  • 「第二新卒」の転職が圧倒的に不利なのはなぜか?
  • 「第二新卒」で避けるべきヤバい企業の特徴とは?
  • 「第二新卒」で現実的に狙える企業とはどのようなものか?
  • 「第二新卒」の転職で、絶対にこれだけはやってはいけないNG行為とは?
  • 「第二新卒」で職歴が浅い場合でも効果的な自己PR方法は?
  • 「第二新卒」の書類選考における、職務経歴書の書き方は?
  • 「第二新卒」の一次面接・最終面接を突破するための質問回答例は?
  • 「第二新卒」の転職活動全体を通して、最も重要なことは?

興味のある方は、ぜひこちらもどうぞ。


安斎響市の「第二新卒」転職プロジェクト



大事なのは、最後に自分自身が納得できるかどうか


最後にお伝えしたいのが、「自分の転職」を決めるのは、あくまで「自分」ということです。
「他人の意見に流される」ことだけは、あってはなりません。

私がここに書いていることも、一人の個人的な意見だと思ってください。ここに書いてあることが全てでもありません。

重要なのは、自分自身が納得できるかどうか、それだけです。

では、皆様ひとりひとりの、後悔の無い、幸せな転職を、心より祈っております。


お相手は、安斎 響市でした。






※本記事の内容、紹介するサービス・製品のリンクには、広告やプロモーションを意図したものを含みます。あらかじめご了承ください。


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