
こんにちは。安斎 響市です。
私は、趣味:転職みたいな人間です。
はい、変人です。転職活動が、楽しくて仕方がないんですよね。だから、別に今の会社に特に大きな不満が無くても、いつも「次のステージ」を探しているし、
そうこうしている間に、4回も転職して、年収が20代の頃と比べて、4倍近くになりそうです。
そんな私も、新卒で入ったのは、ありきたりな日系大手企業だったし、当時の入社同期の8割くらいは、10年経った今もその会社で働いていて、会うたびに違う会社に移っている私を、まるでモンスターを見るかのような目で見ます。
「アイツは頭がおかしい」と。
確かに、おかしいのかもしれない。
私は、周りを一切気にしない。
自分のやりたいことをやる。誰の意見も聞かずに。
そういう考え方が、生き方が、できるおかげで、私は日々の生活であまりストレスを感じないし、
自分に自信があるので、大抵のことは、上手くいきます。
そんな私も、昔は、周りの目を気にしてばかりだったし、自分のキャリアに悩んで、毎日泣きそうになるくらい不安な日々を過ごすこともありました。
前置きが長くなりましたが、今日は、そんな私の背中を押してくれた印象的な本を、
過去の私に、勇気をくれた本を、
何冊か紹介します。
転職で人生を変えるためにオススメの本 ①
北野 唯我 『転職の思考法』
まずは1冊目。
これはスゴイ。スゴイですよ。私がいつか本を出すとしたら、こういう内容を書きたい! と思ってたことが、ほとんどこの本に書いてました。
びっくりしました。うわ。マジか。全部書いてるじゃん。もしかして、私が書いたのかと思いました。(失礼w)
そのくらい、この北野唯我さんという方、素晴らしく鋭い考え方を持っています。私が、転職について常日頃思っていたけど、上手く言語化できていなかったこと、周りにアウトプットできていなかったことを、こんなに分かりやすく、鋭く、前向きに伝えている本って。。。
本当に、この本に出合った時は、衝撃でした。ヤバイです。ヤバい本です。
どのくらいヤバいかというと、たぶん、転職したくなります。
特に、私が印象に残っていたフレーズは、
「マ ーケットバリュ ーがある人間には 、自由が与えられる 。好きなときに会社を辞めることができるし 、好きなところで働くことができる 。だが 、上司だけを見て生きてきた人間に自由はない 。」
「消去法で会社に残っている人間に 、いい仕事はできない 」
北野 唯我 『転職の思考法』 より抜粋
という部分です。
「消去法」で、とにかく無難な道を、「失敗しない」道を選ぼうとすると、「転職」という選択肢には辿り着きません。
強い信念を持って、その会社で、その仕事をしているならともかく、ただ単に「消去法」で、「転職するほどの強い理由が無いから」というだけで今の会社に残っている人は、結局、今の会社でも大きな活躍はできません。
こういう人たちは、もしかしたら、別に「活躍したい」とも思っていないのかもしれない。
でも、本当に、それで良いのでしょうか?
この本は「本当にこのままでいいのか?」と思う全ての人の、背中を押してくれると思います。
転職で人生を変えるためにオススメの本 ②
日野 瑛太郎『 あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』
続いて、2冊目。
この本は、私が27歳の時、初めての転職を考えて悩んでいた時に出会いました。
タイトルが面白くて、本屋で手に取ったのですが、当時、新卒で入社した大企業の文化に染まりきれずに悩んでいた私には、自分の考え方を見直す、良いきっかけとなりました。
この本は、暗黙のサービス残業、有給休暇が取れない職場、洗脳のような社内研修といった、「社畜」を生み出す環境について、シュールで鋭い視点から考察し、きっぱりと「社畜」を否定しています。
誰でもそうだと思いますが、新卒で入った1社目の会社が、自分にとっての「社会の常識」になってしまいがちです。
もしかして、この会社はおかしいのかもしれない...
と思い始めたら、この本を読んでみると良いかもしれません。
ついでに、この本には沢山の20代~30代サラリーマンの「生の声」が収録されています。
例えば、こんなの。
「ノー残業デーにやむを得ず残業したら、『ノー残業デーなんだから、残業は存在しないはずだ。つまり、お前の残業代は出ない」と言われた。」(30歳 システムエンジニア)
日野 瑛太郎『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください』より抜粋
「先輩から取引先との接待係を『ボランティアでやれ』と命じられた。思わず『ボランティア』の意味を調べてしまった。」(28歳 商社)
「未経験者でも大歓迎!」(求人広告) ※経験者はみんな辞めました
こういう様々な人の意見を眺めながら、自分の会社の状況を見直すだけでも、とても有意義な時間になると思いますよ。
転職で人生を変えるためにオススメの本 ③
岸見 一郎・ 古賀 史健 『嫌われる勇気』
最後、3冊目のオススメは、この本です。
こちらは、私がお勧めするまでもない超有名ロングセラーで、5年以上前から売れ続けている本なので、皆さんもどこかで目にしたことがあるかもしれません。
ズバリ、「嫌われる勇気」。
私は相当な変わり者なので、に勇気なんか出さなくても、周りからは、まあまあ嫌われているのですが(笑)、そりゃ傷つくこともあるし、周りの意見や噂話が気になることもあります。
でも、この本を読んで、それまで以上に、他人の意見を気にしないで、強く生きられるようになりました。
私が特に印象に残ったのは、
確かに嫌われることは苦しい。できれば誰からも嫌われずに生きていたい。承認欲求を満たしたい。でも、すべての人から嫌われないように立ち回る生き方は、不自由きわまりない生き方であり、同時に不可能なことです。
『嫌われる勇気』第三夜~第四夜より抜粋
自由を行使したければ、そこにはコストが伴います。そして対人関係における自由のコストとは、他者から嫌われることなのです。
(中略)
あなたのことをよく思わない人がいるのは、あなたが自由に生きている証なのだ、と。
「他者からどう見られているか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。
という部分です。
周りから信頼されるために、
周りから評価されるために、
周りから嫌われないために、
周りを動かすために、
自分がどうやって振舞えば上手くいくか、ということを常日頃考えて、それを考えすぎて、忙しくて、いっぱいいっぱいになっていた私に、
この本は、刺さりました。
世の中には、「他人を動かす」という視点の本が多い中、この本は、「他人を動かすことは出来ない」という境地に立って、心の在り方を教えてくれます。
私は普段、あまりこういう自己啓発本は読まないし、ベストセラーに飛びつくタイプでもないのですが、自分が信頼する、前職の人事部長に勧められたのがきっかけで読みました。
本当に、「読んでよかった」と思える本でした。
他人の目を気にして身動きが取れなくなっている方、自分の進むべき道が分からなくなりつつある方に、強くオススメします。
生きる上での「勇気」をもらえます。
最後に:転職で人生を変えるためには
以上、3冊の本をご紹介させていただきました。
全て、私が過去に時間をかけて読んで、実際に、人生に影響を受けた本です。
※2021年12月 追記
なんとなんと!!
私自身の書籍が、2022年の1月に発売されることになりました!こちらもぜひ、よろしくお願いいたします!!
ちなみに・・・
「考え方」や「メンタル」の話ではなく、具体的に「転職で人生を変える方法」については、こちらの記事を読んでください。
きっと、人生が変わります。
「安斎響市の転職プロジェクト」
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