
こんにちは。安斎 響市です。
先日、こんなツイートをしました。
たかだか、1,000いいね程度で、大してバズったツイートでもない割に、
このツイートには賛否両論、様々な意見が降り注ぎ、
結構、強烈な「批判」も沢山来ました。
改めて、私がいる「外資」という世界の特殊さと、
「いかに自分がいる環境が恵まれているのか」ということを、思い知りました。
私は色んな場面で言っているのですが、
人間は、
「自分が現在いる環境が、いかに最高か・いかに最悪か」ということに、
気づくことがありません。
その環境の、外に出るまでは。
私自身も、その呪縛の外にいるわけではないのだと、
本当に思い知りました。そんな思いでした。
なんだかんだ言っても、外資は「快適」です。
さて、前置きはこのくらいにしておいて....
今日、私が言いたいのは、
「厳しい世界」「クビになる」「怖い」というイメージがある外資は、
実は、「働く環境」として、とても快適だってことです。
もちろん、地球上の全員にとってそうだとは言いません。
人には合う・合わないがあります。
けれど...
私自身の実体験として、
過去に、①日系大手→②日系大手→③日系中小→④外資小規模→⑤外資大手、
と転職してきて思うのは、
外資は日系に比べて圧倒的に仕事上のストレスが少なく、
「働く環境」として素晴らしい
ということです。
例えば一例ですが、上記の通り、
私が働いている外資では、「上司に逆らう」ことは普通に出来ます。
もちろん、上司に喧嘩を売るようなことはしませんが、
上司の指示に対して異論がある場合は、遠慮なく言いますし、
上司の指示に無理がある場合は、「無理です」と言います。
それで、私の評価が下がるかというと、そんなことはなく、
私の年収は普通に上がり続けていますし、別にクビになることもありません。
そもそもなんですが、
私が知る限り、外資では、上司と部下の間に「絶対的な上下関係」などありません。
こういうことを言うと、
世の中の「意識高い系」外資の人たちから、
「外資こそ上司の言うことが絶対」
「上司に逆らったら一瞬でクビ」みたいなことを言われるのですが、
それは、金融とか戦略コンサルとか、ほんの一部の外資の話だと思います。
もしくは、ドラマの見過ぎです。
下記の記事の通り、外資系に「クビ」はありますが、
はっきり言って、クビになるのは「上司に嫌われた部下」よりも「部下に嫌われた上司」のほうが圧倒的に多く、
「上司に逆らったら一瞬でクビ」 なんて、
都市伝説みたいなものです。
日本には強固な解雇規制があります。
仮に上司が人事権を持つとしても、そう簡単に解雇など出来ません。
ほとんどの外資では、仕組みとして、
「部下が上司を刺す」ことが出来るので、むしろ上司のほうが不利なのではないかと、
私は思います。
私が勤務する外資では、360°評価で人事が決まるので、上司の一存だけでは「解雇」など出来ず、
また、上司も部下から評価される立場で、部下からの評価が低い上司は、減給や降格の対象となるため、
上司も上司で、部下と上手くやらないと会社で生きてはいけない、という状況です。
もちろん、外資の中にも、「上司が絶対」の世界もあるとは思います。
でも、世の中のほとんどの外資は、そんなに厳しい世界ではなく、
自分の担当業務では明確な権限があり、自分の裁量で自由に働いていて、上司に縛られることもありません。
外資は、9割の人にとっては「幸せ」な環境。
以上の、
「上司に無条件に100%従う必要は無く、上司ともロジックを以て交渉をすることが出来る」
「自分の仕事に対して細かいところまで、上司が口を出すことは一切ない」
というだけで、
仕事のストレスは激減します。
ただし、正直言って、
外資では「会社にぶら下がる」ことは出来ません。
そういう意味では、やはり厳しい世界なのかもしれません。
どういうことかと言うと、
外資では、普通にまともに仕事をこなせる人は、普通に生きていけますが、
日系企業で「何をやらせても出来ない」と周りから言われ続けるような最低評価の人は、
そのまま日系企業にいればクビになることはない一方、
もしかすると、外資だと「退職勧告」の対象になってしまうかもしれません。
日系企業の「9割の人」は、外資に来てもクビになることは、まずありませんが、
日系企業で最底辺の「1割の人」は、外資には向いていないかもしれません。
外資では、社員一人一人が、
主体性を持って、自分ひとりで独立して仕事を組み立て、
周りを動かしていく必要があります。
ただ、それって、社会人歴10年以上のビジネスマンであれば、
普通に当たり前のことではないかな、と私は思います。
ほんの一部の「明らかに仕事が出来ない人」を除けば、
外資は、普通に働いていれば、
クビになることもなく、
ストレスの少ない環境で、
自由に働くことが出来ます。
年収も、
日系企業の1.5倍〜2倍は普通に稼げますしね。
もちろん、突然会社の経営方針が変わって部署ごと全部無くなって、
全員クビ、みたいな可能性もゼロではありませんが、
そもそも、日系企業でも「リストラ」や「追い出し部屋」や「地方転勤」もあるので、
リスクとしては、そんなに変わらないのかな、とも思います。
外資って、本当に良い環境ですよ。
ちなみに、、、
外資系の文化について、もう少し詳しく知りたい方は、こちらがオススメです。
私が言ってるような、ゆるゆるした話ではなく、
もう少し、真面目に、「外資」について書いてあります。
外資系転職に興味がある方は、下記の記事もご参照ください。
それでは、今日はこの辺で。